水虫の症状に似ている“汗疱(かんぽう)”という病気があります。
水虫の症状に似ているから、最初は水虫と勘違いされやすいのが“汗疱(かんぽう)”なんです。
症状、原因をきちんと調べて、治しましょうね。
汗疱(かんぽう)とは
この汗疱(かんぽう)は、正式名称が汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)と呼ばれています。
汗疱ができやすい箇所は、手や足の指の間、手のひらや足の裏です。
かゆみのある小さな水疱ができます。
水虫の症状ととても似ているのですが、決定的に違うのは、原因です。
水虫と汗疱(かんぽう)の違い
【原因は?】
水虫 ⇒白癬菌
汗疱 ⇒汗、金属アレルギー、慢性の副鼻腔炎や扁桃炎の病巣感染。
汗疱は、水虫と同じく暑くなる夏に発症しやすいようです。
汗が外に出れないで、皮膚内のpHが低くなり湿疹や炎症になります。
水泡はできますが、その水泡はしだいに合体して大きくなってしまうことも。
水泡が出現するときに痒みがでるようです。
治療法は、ステロイドの塗り薬などが処方されます。
発症してしまうと、体のアレルギー反応で、次々に新らしい汗疱を発症してしまいます。
痒みが強い場合には、抗アレルギー薬が処方されることもあります。
また、歯の詰め物が原因になってしまうことも。
歯の詰め物が古くなり、金属アレルギーの人は反応してしまいます。
金属アレルギーは、パッチテストなどで、すぐにわかりますよ。
症状の軽いものは、自然治癒もあるようですが、基本的には、皮膚科に行って、診察することをおすすめします。