乗り物酔いの原因は、三半規管の強さが関係しています。
内耳にある三半規管で平衡感覚のバランスをとっているんですが 乗り物に乗ったときに、景色などを見た視覚から入る情報と 平衡感覚がずれを起こすことで吐き気をもよおしたり 頭が痛くなったりします。 これが「乗り物酔い」の状態です。
乗り物に乗ることで、自分の位置、方向などを 脳が正しく認識できずに不安な状態になると 自律神経が乱れてしまいます。 自律神経が乱れると冷や汗がでてきたり 胃に不快感などの症状が表れたりします。 乗り物酔いしやすいといわれる人は、 この三半規管が未熟か、弱いといわれていますが 平行感覚は、訓練である程度鍛えることもできるんですよ。
その鍛え方は、強制的に「乗り物に乗ること」です。 ツライ方法かも知れませんが 揺れに体をなれさせることが乗り物酔い克服の1番の近道です。 まずは公園にあるブランコや、回る遊具からでもかまわないので 繰り返して乗ってみましょう。
あとは、乗り物に乗ったら なるべく外の景色を見ながら 揺れにあわせてゆったりと座りましょう。 リラックスすることはとても大事です。 また、目を閉じて寝てしまうという手もあります。 前日たっぷり睡眠をとっておくことや お腹がすいた状態で乗らないこと、 不安になってきたら少し窓を開けて 外の空気を取り入れることなどに気をつけましょう。
他にも、下を向いてゲームをしたり本を読んだりしない お酒を飲まない、など具合が悪くなりそうな行動は ひかえましょう。