低温やけどは、数あるやけどの中でも意外と多いのです。

低温やけどは体温より少し高い状態のものに 長い時間触れ続けることで起こります。

見た目にもわかりにくいですし あまり痛みを感じないのでそのままにしてしまいがち ですが、実は注意が必要です。 低温だから大丈夫、と思っていても 意外と深部まで到達していることもあるので 気をつけなければいけません。

時間とともに赤みが強くなったり 水ぶくれになったり 痛みがない割には普通の表面やけどより 深刻な場合も少なくありません。 低温やけどになりやすいのは 使い捨てのカイロを衣服やサポーターなどで がっちりと固定してしまい 同じ場所が長時間、熱にさらされた場合や 用法を守らず、肌に直接貼った場合、 電気毛布の温度を少しあげたまま 1晩中使い続けてしまった場合、 湯たんぽなどでも低温やけどを起こす場合があります。

体の感覚に麻痺のある人や 赤ちゃん、高齢者などは 特に注意しなくてはいけません。 カイロなどを使用したあと、少しでも 赤くなっているようなら 注意して経過を見てあげてください。

低温やけど以外に ・火、油、お湯などによる通常のやけど ・高温の煙などを吸った場合の気道熱傷 ・化学薬品などによる化学熱傷 ・電流による電気熱傷 ・放射線による放射線熱傷 などがあります。

どのやけども、基本は冷やすこと!

そのままほおっておいて よくなることはまずありません。 むしろ、時間の経過とともに悪化してしまいますから 病院へ急ぎましょう。

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