九州の20代の男性が、カフェインの過剰摂取による“カフェイン中毒死”で亡くなったことが、解剖の結果わかりました。
普段から私たちは眠気覚ましにと、気軽にカフェインを摂取します。
カフェインの致死量とはいったいどのくらいなのでしょうか。
カフェインを短期間に大量摂取
九州の20代の男性は、ガソリンスタンドで深夜から早朝まで勤務していたようで、眠気を覚ますために、カフェインを150mgが入ったエナジードリンクを常に飲んでいたようです。
この男性は、亡くなる1週間くらい前から吐くなどの体調不良を訴えていたようです。
意識を失った状態で見つかり、死亡が確認されたようです。
解剖の結果、カフェインの血中濃度が致死量に達していて、胃の中からもカフェインの錠剤が見つかったようです。
カフェインの常用による中毒死の報告は、国内初となります。
カフェインの摂取量とは
1日の許容量の目安
成人⇒400ミリグラム
4~6歳の子供⇒45ミリグラム
医薬品1日での上限⇒500ミリグラム
国内のエナジードリンク⇒~200ミリグラム
コーヒー⇒60ミリグラム
紅茶⇒30ミリグラム
経口摂取による致死量は3000ミリグラム程度と言われています。
(血中濃度から推定)
だからといって、この数字までなら大丈夫というわけではありません。
成人の目安として、『1日コーヒー3杯分』、
4~6歳の子供なら、『355ミリリットルのコーラ飲料1缶分』くらいが目安になるようですよ。
カフェインを多量に摂取すると、不整脈、不眠、胃腸障害、けいれんを起こすこともあるようです。
エナジードリンクは、甘くて飲みやすいのですが、カフェインが200ミリグラムくらいも入っているので、子供が飲んでしまうと、摂取量が多くなってしまいますので、気をつけてくださいね。